スペシャル映像制作インタビュー
−映像制作 point zero−

初めてYUMI KATSURAさんから60周年プロモーションビデオ制作のお話をいただいたのは、昨年逝去された創業者である桂由美さん追悼ショーの1ヶ月後でした。

私たちは桂由美さんとは20年以上もお仕事をご一緒させていただいておりまして、急逝したことは個人的にもちろんショックでした。
ただ、クリエイティブチームの森永さん、飯野さん、藤原さんを始めとしたYUMI KATSURAスタッフ一同、先生の意思とブランドを引きを継ぐという強い覚悟を持ってすでに前を向いていて、翌年の60周年イベントをどういうものにしていくか話し合っていました。

今回はYUMI KATSURAにとってただの周年イベントではないのです。
日本にウェディングドレスの文化を広めた先駆者である桂由美亡き後、YUMI KATSURAブランドとして初めての公式イベント。それはブランドとしても良い意味でイメージを一新する機会でもありました。

結論、表参道ヒルズに数日間ドレス展示スペースをつくるので、そこに流すプロモーションビデオを制作して欲しいということになりました。

私たちは今回の映像の企画をずっと考えていました。新しいYUMI KATSURAも表現したいはず。ただし今すでにある素晴らしいデザインや技術はそのまま残し伝えるべき。考えをめぐらせている中で辿り着いたテーマは、「継承」でした。

ウェディングドレスの先駆者であり、今なおトップランナーであり続けるYUMI KATSURAブランド。
デザイン、生地、刺繍等細部に至るまで、一切クオリィティに妥協をせず、常にドレスを着る新婦の事を最優先に考え、広くは日本のウェディング業界全体の事を考えている。

そういった唯一無二である確固たるブランドに対して、「生まれ変わるではなく、新しい時代へと受け継ぐ」であるべきだなと。
中身・本質であるブランドの意思や信念は依然として揺るぎなく、しかしその時代に対応して柔軟に変化し表現してゆく。

今までの60年間に及ぶ歴史の重みを感じながら、軽やかに美しく新時代を歩んでゆく。
「受け継いでゆく」
その言葉をコンセプトとして映像企画を進めていきたいと思いました。

映像では数十年前とは思えない素晴らしいデザインのアーカイブドレスも登場します。
是非ご視聴いただいて、YUMI KATSURAの60年間の深みや素晴らしいデザインのドレスを感じていただければ幸いです。

point zero ディレクター 池田 圭、クリエイター一同。
映像制作 point zero
https://www.point-zero.jp

ブライダルビデオ cEE
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