今回はウエディングフォト撮影で、YUMI KATSURAとのコラボレーションプランを展開している
Hair Make Sereno代表のYUKAさんにインタビューをさせていただきました。
普段ヘアメイクをされる時に大切にしていることはありますか?
YUKA:その人の日常を切り取るようになるべくしています。”別人みたいに綺麗になる”って、良い言葉のようで、花嫁のヘアメイクにおいては私はあんまり良い言葉ではないと思っていて。その人の日常を切り取った、良い部分を最大限に表現するのが結婚式当日のヘアメイクだと思っているんですね。なので、その人が普段お休みの日にどんなところに行って、どんな風に生活をしているのかっていうのは絶対に聞くようにしています。
花嫁さまの日常からインスピレーションを得ているんですね。SerenoさんのHPの”日常を彩る”っていう言葉がすごく素敵だなと思って。
YUKA:ここのSereno邸は、ブライダルのヘアメイクに特化した会社ではなくて、ライフスタイルを彩る会社にしたいというコンセプトから作ったんです。ここって古民家ですけど、庭園があったり、非日常の空間を表現していて。ここで前撮りのヘアメイクをしてもいいですし、今よくYouTubeとかテレビの撮影とかに使っていただいています。”和”を表現するときに、色んな方に使っていただけるようにと思ってこだわって改装をしています。例えばこのシャンデリアとか、和の材質を使った洋風のテイストのシャンデリアをオーダーメイドで作っていて。思い切り和のテイストにしすぎちゃうと今っぽくないので。今の花嫁さまや一般の方でも、取り入れやすいようにところどころに洋風のものも置いていたりしています。
初めてここのスタジオにお邪魔した時に、”みんなのやりたいこと”っていうのが叶うスタジオだなと。雨天でもお庭で撮影が出来たり、色々なバリエーションのカットが撮れたり。
YUKA:そうなんです。このオーダーメイドの丸窓もこだわっていて、和過ぎない、すべてを映すだけじゃなく、少し隠している部分もあるような撮影ができるので、陰影を撮ったりとか、横顔だけ撮ったりとかができます奥に日本庭園が見えるような位置で作ったんでんですよね。何よりもこの庭園を作ったことが大きくて。私京都の枯山水がすごく好きで、あれをずっと表現したかったんですけど、意外とあれって色が変わってないから、凸凹だけだと写真に映らないので、代わりに白い道にして表現していて。あの白い道が、”未来への想像”っていう意味で作ったんです。新郎新婦さまがあそこに立って、”未来の先へいくことを夢描いている写真”っていうのを撮ってもらいたいなと思って作りました。